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コラム「ひび是好日」Vol.63:奇祭・石上げ祭
2026.03.19
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 この東海地方にも多くの奇祭と呼ばれるお祭りがあります。国府宮のはだか祭や小牧市・田県神社の豊年祭などはマスコミにもよく取り上げられているので、私も見に行った事は有りませんが、よく知っています。
 今回登山目的で出掛けて初めて知ったのが、犬山市入鹿池周辺にある尾張三山の1つ尾張富士で行われている奇祭・石上げ祭。この祭り他の奇祭と較べると歴史はずっと浅く、せいぜい?200年くらいとの事。だからあまり知られていないのかもしれません。
 尾張富士の麓に浅間神社があり、そこから大小様々な大きさの石を持って山を登り、山頂に奉納するのですが、その途中の登山道脇には〇〇記念とか〇〇祈願と彫られた重さ1トンを超えるような巨大な石碑が数多く設置されています。
 登山道は登山靴を履いていてようやく滑ることなく歩けるような岩場の斜面!そんな登山道を、地下足袋を履いた数十人の担ぎ手が、石碑を丸太に括りつけて上へ上へと人力で持ち上げていく動画はなかなかの迫力!毎年8月に祭礼が執り行われるので、是非この目で直に見てみたいと思いました。
 かくいう私も、その御祭神・木花開耶姫命のご利益に少しでもあやかりたく、神社で色玉石(数ある中で最も大きな500gくらいの石)を購入し、願い事を書いて山頂までリュックに入れて持ち運び、そこにうず高く積まれた献石の山のてっぺんに奉納!その時にふと頭をよぎったのが「人生は重き荷を背負いて長き道を行くが如し」の徳川家康の言葉。少しは家康の心境に近づけたのかも?
 是非皆さんも一度その目で、この奇祭を見学してみてはどうでしょうか?